辺際への一つの試み

魚住仁(著)

 

サイズ:22801KB

刊行:2016年5月15日

 

¥380(税込)

 

内容

 

扉がひらかれる。
音なく扉がひらかれてゆく。
ものみなが闇に落ちいる巨刹のうち
鬼火をまねく調べのごとく
音なく扉がひらかれる。
つぎつぎにひらかれてゆく。

(本文より)

たとえば、音楽学校は成立するが詩学校は奇異であることや、音楽理論はあっても詩理論が同様に奇異であるように、詩はもともと、整理や理論の及ばない何か特殊な精神分野なのかもしれない。
詩の真の目的は言語による音楽感興の創出が唯一である、と説く著者魚住仁が書き下ろす、本来あるべき日本語詩のかたち。