美とは何か 近代文明がもたらした美と人類の危機

中俱夫(著)

 

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刊行:2018年3月12日

 

¥1,000(税別)

 

内容

 

序章

 

第一章 美とは何か

 

一、「美」とは

(一)「美」についての諸説

(二)美は主観的である

(三)美は主観的でありながら普遍性を持つ

 

二、美的感動を強めたり弱めたりする諸事情

(一)関心をよびおこすもの、注目させるもの

(二)心地よいものと不快なもの

(三)美的な対象とそれにまつわるもの

(四)価値観(信仰や倫理)と美

(五)美的感動に影響を与えるその他の情報

  「権威者」の評価の重み

  商業主義と経済的価値

  美の国家統制、暴力的強制

(六)美を感じ取る側(主体)の条件

 

三、美の本質に迫る

(一)人間の脳の働きと「美」を考える上でのいくつかの仮説

(二)人間の脳はどのように外界を認識できるのか

(三)象徴的なものと美(美の本質)

(四)情報を差別する脳 ―価値判断をめぐって―

(五)仏教は世界と人間と美ついてどう説くか

(六)キリスト教は世界と人間と美についてどう説くか

(七)カントと「神の存在」、道徳、美

 

四、自然の美、芸術の美

(一)美の領域

(二)自然の美 ―風景について―

(三)芸術の美 ―起源を中心に―

 

第二章 世界の危機と美

 

一、近代化のもたらしたもの

(一)近代文明批判

(二)市場原理とグローバリーゼーション

(三)世界の危機と個人の危機

(四)人間疎外とモラル

(五)世界の危機の中での芸術と美

 

二、近代文明に対峙する価値観

(一)近代文明の価値観

(二)近代文明以前の価値観

(三)仏教、老荘思想の価値観

(四)その他の近代文明に対峙する価値観

 

三、美の創造

(一)人間とは何か ―なぜ象徴を求めるのか―

(二)象徴(シンボル)形成と人間 ―神話と物語―

(三)伝統社会における象徴の世界、コスモス マンダラ

(四)諸芸術の分化、自立(律)化のもたらしたもの

(五)共同体的な結びつきとその喪失

(六)科学の限界と芸術的、美的象徴形式の役割

(七)美と感性

(八)共同体的な象徴形式の喪失がもたらしたもの

(九)美の創造と継承をめぐる問題

 

第三章 美についての雑感 ―まとめを兼ねて―

えもいわれぬ「美」

生存に関わる美

芸術は心の糧

「進歩」という幻想と美

個人主義と美

共生の思想

情報化社会と美

夢と美

美は心から心へと生き続ける ―美の継承―

 

あとがき

電子書籍化にあたって

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