浦島タロウ未来編

三ツ野豊(著)

 

サイズ:798KB

刊行:2018年11月11日

 

¥1,250

 

内容

 

幾万年もの未来を彷徨い、運命の輪廻をめぐる壮大な哲学的SF大作。

 

かつてアトアという純真な少女がいた。生贄という名目で連れ去られたアトアは、壮絶な凌辱の末、その心臓は最高神『ラーネス』の為に差し出された。……だが、アトアの魂が死に至ることはなかった。

星の未来と一族の運命を背負うアトア。遙かなる過去と故郷を背負う浦島タロウ。2人の出会いから、費えることのない魂の物語が始まる。

 

【目次】

 石の時代

 鉄の時代 Ⅰ

 旅立ち

 鉄の時代 Ⅱ

 帰郷

 漂流

 霊の時代

 銀河の彼方で

 アトアの子守歌

 

(あとがきより)

 昔浦島太郎という若者がいて、ある日亀を釣り上げ、それを逃がしてやると次の日美女に化身して現れた。彼女は助けてくれたお礼にと太郎を龍宮に連れて行った。太郎が龍官で三年を過ごして帰ってみると、故郷では三百年~七百年の月日が経っていた。驚いた太郎は開けるなといって持たされた玉手箱を開け、立ち昇る煙と共に老人になり、鶴になっていずこともなく飛んで行った。

 「かぐや姫」もそうだが、「浦島太郎」も今だから、あるいはこの時代だから解るという面があるように思う。江戸時代には人形劇や狂言、歌舞伎などで色々脚色されて上演されたそうだが、今の時代にもそうしたものがあってもいいのではないかと思った。