坂 死に遅れた男

神谷二郎(著)

 

サイズ:516KB

刊行:2016年2月26日

 

¥500(税込)

 

内容

 

終戦から3年余が経った頃、作平が、故郷に還ってきた。
出征前に、作平と光子は、必ず生きて還ってくると固く近いあった。そして、ついに約束を果たした作平が目の当たりにした現実は――。
戦争は、物理的に何物かを奪うだけではない。周囲に渦巻くかけがえのない感情も関係性もすべて、その表情をがらりと変えさせてしまうものだ。

(あとがきより)
戦争の悲惨さはいろんな形で現れる。武器を使うことだけに限らない。
私は、こんなかたちの戦争――つまり「戦争の悲劇」もあるということを『坂』に込めて描いたのだった。