おいかぜ書房

〒150-0002

東京都渋谷区渋谷3-1-9 YAZAWAビル 3F

MAIL : info@oikazebooks.com


業務内容

おいかぜ書房は、電子書籍出版社です。

 

おいかぜ書房の課題

 

1、心に残る一行を読者の方々に届ける。

2、心に残る出版をコーディネートする。

 


ごあいさつ

 肩肘張って読んで、面白いですか?-ごあいさつにかえて


 僕にとって本は、覗き穴みたいなものです。

 今から20年程前、小学生だった僕がはじめ手にとった本は、川端康成の「雪国」でした。
 当時の僕には、物語の中で起きている出来事を理解できるわけもなく、活字を追うという
長い苦痛の末に、なんとか読み切ったことを覚えています。今思えば、それでよかったのです。
 
 たった一本のトンネルを抜けただけで、雪の世界が広がっている。
 そんなロマンチックな場所が日本のどこかにあるのだと、まだ知らない世界を覗いた気分で
した。あれだけの大作から僕が得たものは、小さな小さな好奇心だけでした。ただその好奇心は、とてもかけがえのないものとなりました。
 
 僕はそれ以来、小説・エッセイ・新書・学術書など、無数の読書を重ねてきました。
 膨大な書籍と情報の中から、本当に自分の中に吸収できたことは、恐らく1編の書物になる
かどうか、といったところです。
 
 でも読書って、そういうものなんじゃないかなと思っています。

 タメになることが書いてあるはずとか賢くなるために読むとか、そうやって肩肘張って挑む読書って面白いですか?

 僕は、何気なく手に取って読んだ本の中から、一行でも、ワンシーンでも、脳裏に張り付くような衝撃というか感動がそこにあれば、それで読書は成立しているのだと思っています。
 
 おいかぜ書房は、本に記されたその本にしかないワンシーンを、読者の方々に届けるために
創業しました。

 本は、世の中を垣間見る覗き穴だと思って、気軽に読んでいただければ幸いです。